三菱の一世代前のエンジンで3G83というエンジンがあります。
このエンジンで最近同じ故障が増えてきているので、紹介します。
最初に断っておくのは、このエンジンについてるセルモーターについて。
特にミニキャブ系の縦置きエンジンの場合、雪国で使ってると高確率で壊れます。
雪国でセルモーターが回らない場合、大体セル本体の不良です。
IGスイッチが故障するケースは稀なので。
今回はセルモーターが回ってるのにエンジンがかからない、いわゆる火が入らないケースについて。
間違えやすいのが燃料ポンプ。
燃料ポンプの故障と結構似ていて、ある程度整備ができる人は陥りやすい故障です。
ちゃんと順を追っていけば間違えることはないので。
結果何がいけないのかというと、クランク角センサーです。
燃料ポンプと間違えないように、まずは診断機を当ててみること。
完全にセンサがダメになってれば、たとえエンジンがかけられなくても故障コードは残っています。
こんな感じでP0335が入っていたら、クランク角センサにオシロスコープをセットして波形を確認してください。
交換はちょっと面倒ですけど。
古くなってきたらクランク角センサもタイミングベルトと一緒に交換してしまうのがいいですね。
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セルモーターも10万キロ超えたら交換しておくのがベストです。