知り合いに車検を受けたけど、エンジンがおかしいということで見てほしいと相談をされました。
車検はうちでやってなくて、整備歴は不明です。車はタントで、確認したらどうもエンジンが失火しているようでした。
とりあえず原因を探るべく、プラグとコイルを入れ替える事に。簡易的なパワーバランステストをすると2番が失火していたようです。
2番のプラグを3番と入れ替え。2番のコイルを1番と入れ替えてみました。
すると、症状が3番へ移動したので、プラグが原因かなと。
驚いたのはプラグの状態です。
このプラグは・・・・。
見た感じ、純正装着がそのままきているような気がします。
整備記録簿を数枚めくらせてもらいましたが、やはり新車の時から一度も変えてないようです。
普通のプラグで9年6万キロまで引っ張った。これはちょっとびっくりです。
この状態のまま、2年使えると判断したのかどうか？
一応オーナーに車検時にプラグ交換を勧められたかを聞きましたが、覚えてないということです。
もしかしたら予算の関係で見送られた可能性もあります。
とはいえ、どこかにメモでも残しておいてあげないと、せっかくの作業が不審に思われてしまいますからね。
納品書に状態を記載しておくか、整備記録簿にアドバイスとして書いておくか。
車検をやったばかりなのにどういう事だ！けしからん！
と言われたら、証拠として残しておかないといろいろ揉めちゃいますよね。
僕は売上伝票なども打っていますけど、バッテリーの状態と他に整備が必要箇所があったのに見送られた場合、全部打ち込んでおきます。
そうすると車検の時はすでにこうだったけど、整備を見送られたんだなって。
いや、それにしても9年間6万キロ使ったプラグ。頑張りました。イリジウムでもなんでもないプラグですから。
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