30プリウスくらいの頃から、EGRなる部品の故障がクローズアップされてきました。
EGRは排ガス再循環装置と呼ばれ、エンジンの燃焼室に再循環ガスを送り込むことで、NOx(窒素酸化物)と呼ばれる有害物質の排出を削減する装置です。
簡単にいうと、エンジンについている電磁バルブです。
コンピューターがこのバルブを開閉して、排気ガスをインテークへ戻しています。
目的はNOxの低減です。
しかしこのEGRバルブが昔に比べて、固着をするといった事例が多くなってきました。
ススやカーボンで固着して動かなくなってしまう。すると、空燃比もずれてしまい、エンジンがものすごく不調になります。
具体的にはこんな症状になるんです。
初めて見る人はエンジンが壊れちゃったんじゃないかって、そのくらい驚くと思います。
このEGRの故障、今後ハイブリッドを中心に増えていくと予測しています。
その理由はなぜか?
トヨタがいい例なんですが、最近のトヨタハイブリッドシステムってよくできています。
昔のようにモーターを低燃費にだけ重きを置いて使っているわけではないんです。アクセルを踏み込んだ時に、パワーアシストする制御も積極的に行っています。
一昔前のハイブリッドって、電池が重りでしかなかったのですが、今はモーターアシストが非常に強くて大排気量車に乗ってるように感じるほど。
アクセルを開けるとモーターもアシストする。
つまり、エンジンを高負荷で全開走行するシチュエーションが減っています。さらにはエンジンを頻繁に止めて燃費も稼ぐ。
すると、エンジン内部には煤が溜まりやすくなり、EGRが固着すると。
軽自動車とかであれば、とにかくアクセルを踏み込んで負荷をかけないと、速く走れないっていう車であれば、そんなに煤はたまらないです。
エンジンを酷使したほうが燃焼温度も上がってカーボンを焼き切ってくれるからです。
最近のハイブリッドはパワーアシストがすごいので、EGRももっとダメになるんだろうなって。
10年後くらいに故障が増えてそうだと思っています。
とりあえず定期的にフューエルワンを入れたほうがいいかなって。
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