ここ最近は見かけなくなりましたが、三菱の軽自動車全般に搭載されていた3G83というエンジンがあります。
このエンジン、軽自動車専用ながら、バランサーシャフトを組み込むなど、ちょっと凝った作りになっていました。
ミニカとかEKワゴン、軽トラックのミニキャブにも載せられていました。
問題はこのエンジン、とある年代のものは知らないうちにオーバーヒートをしているものがあったということです。
症状としては、エンジンを止めた後に水がちょろちょろと流れる音がするんです。
なんの音か最初はわからなかったんです。
実はそれはクーラントがシリンダーへ流れ込む音だということがわかりました。
そのほかの症状としては、普通に走っていたかと思えばいきなりオーバーヒートを起こす。
その原因がいまいちわからない。
最終的に何が問題だったのかというと、ヘッドガスケットが飛んでいるんです。
知らぬ間にヘッドが飛んでいて、オーバーヒートを起こす。
エンジンを止めた後ちょろちょろ音がしたのは、歪んだヘッドから燃焼室へクーラントが入り込む音でした。
これがとある年代のエンジンで多く発生していたので、原因がわかるまでは困りましたね。
最終型になった3G83にはそういった症状がなくなっていたので、改善されたんでしょうね。
ホンダのバモスやアクティも横置きエンジンのものはオーバーヒートを起こすことがあったので、困りましたね。
ホンダは保証延長がつきましたけど。
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