昨日、帰りの時間が迫る中一本の電話がかかりました。
車を動かそうとしたらエンジンがかからないからすぐ来てほしいとの事。
整備歴を見てみると、バッテリーを交換した記録が見当たりません。症状を聞くとどうもバッテリーが怪しい感じです。
去年もバッテリー上がりをルームランプの点けっぱなしで起こしており、その時はブースターで付け掛けだけしてあげている記録が残っています。
さすがにもうバッテリー駄目だろうなと。適合するバッテリーとその他工具をもって出張へ行ってきました。
車は平成18年式。しかし走行距離がまだ1万キロ台です。
殆ど乗ってないような車ですね。月に100km乗るかどうか位。
バッテリーテスターをあてると、健全性0%に充電量も当然0%。
これはバッテリーが駄目だという事は明白で、とりあえず原因を見せるためにその場でブースターを使って付け掛けしました。
お客さんにこのバッテリーはもう寿命だから換えないと、エンジンを止めたらまたかからなくなると説明。
すると、バッテリーは交換しなくていいと思う。あまり乗らないし。
というアンサーが返ってきました。
こういうパターン、結構困ります。今エンジンをつけがけしたとして、どこかに出かけた先でまたかからなくなる可能性も大。
新しいバッテリーを上げてしまったのなら、まだ説得力はあります。
もう7~8年は換えてないだろうバッテリー。
お客さんはこのまましばらくエンジンをかけておくからいいよ。出張料だけ取っておいてと。
会社の終業時刻も過ぎていたので、そのまま戻って帰りましたが、また翌朝呼ばれるんじゃないだろうか?と思っています。
確かに頻繁に使う車じゃないのかもしれないけれど、使いたいときにエンジンがかからないのって困りますよね。
何度も出張に来てもらってればそれだけでそのうちバッテリー交換できるくらい、お金がかかりますから。
せめてこういう人は、ジャンプスターターなどを持っていて自分で付け掛けできるのなら納得できますけど。
一番お勧めなのはコンデンサタイプです。長く使えるし安全です。