11月の頭に、ホンダのハイブリッド車がいろは坂でエンコしまくっていた・・。
そんなことがSNSで話題になりました。
何がどうしてホンダのハイブリッドばかりそんなことになったのか?
ちょっと書いてみます。
まずエンコしたホンダのハイブリッドは1モーター式のDCT搭載車でした。
旧世代のものですが、幅広く採用されています。
走り出しはモーターでスーッと出るんです。
しかし、ハイブリッドバッテリーが空になってしまえば、モーターで走り出すことはできません。
するとどうするかというと、デュアルクラッチミッションで駆動をつなげて走り出します。
ここまでは特に問題ないです。
では何がいけないのか?原因は大渋滞。デュアルクラッチって基本的にマニュアルと同じです。マニュアルミッションを2つに分けて奇数段と偶数段で制御してます。
機械がオートでやってくれるので、クラッチペダルはないんですが、やはり発進時は半クラを使うんです。
これがいろは坂の渋滞に耐えられなかったわけです。
ちなみにホンダ車ばかりがクローズアップされてますが、乾式DCT車であれば同じことが起きる可能性があります。
VWなどもそうです。
ミッション内部が高温になるので、メーターに車を停車させてください!という表示がでるので、路肩に止めていたと。
それがエンコしているように見えたんでしょうね。故障というよりは構造上やむを得ないので、クーリングさせていたというのが正解です。
もう少し耐久性があればよかったんですけどね。いろは坂の渋滞おそるべし