MHOエンジニアリング

現役猫系自動車整備士YouTuberチームMHOの車ブログ

補助金という制度をやめないと波があり過ぎて現場は困惑する

CEV補助金ですが、10月にて底をつくようです。

電気自動車を買ったら申請すると国や都道府県からもらえる補助金です。

日産のサクラは国から55万円の補助金がでると。

しかし問題なのは、補助金は予算で組んでいるので、使い終わったらそれ以降はもらえなくなるのです。

多分一番困るのは販売しているセールスマンです。

今だったら国から55万円補助金が出るので買いましょう!と背中を押すには非常に有効な手段だったわけです。

しかし、10月に補助金が終わるとなると、今からSAKURAを買おうと思ってる人に対しては

「今買わないでください!来年度の年度初めに納車になるタイミングで買わないと、補助金がもらえません」

という事になるのです。

一番問題なのは、補助金がもらえることを前提でオーダーしていた人たち。こんなにも早く補助金が底をつくとは思わなかったはずなので、やり場のない感情を抑えるのは大変でしょう。

補助金って車を買って登録してそこから申請になるので、10月頭に納車になる人はギリギリかどうかといったところ。

気が気じゃないですよね。

この補助金っていうのはサポカー補助金もありましたし、一番近いのだとETCの購入に対しても補助金がでました。

ETCの補助金なんか結構早く終わっちゃいましたからね。

販売の現場としては、お店にバックされるんです。なのでそれを見越して最初からある程度値引いた状態でETCをつけていました。

補助金が終わるかどうかっていう微妙なタイミングではつけられなくなるわけです。

なんだかんだ言われてますけど、車業界が電気自動車にシフトするのはもはや間違いないんです。

水素エンジンや燃料電池もあるけれど、一般家庭に普及させるには電気自動車が一番適している。

ということは、それに向かって頑張らないといけないのに補助金が尽きる。

これはいかんです。

なので補助金じゃなくて福祉車両のように免税にするとこからスタート。

消費税を非課税にする。

自動車税を10年ほど免税にする。重量税も10年くらい免税にする。

このくらいやれば現行の補助金と同じくらいの金額になってくるのではないかなと。

財源を使うのじゃなくて、税を納めなくてもいいようにすれば、台数制限はなくなるのでコンスタントに販売が安定します。

多分お国のお役人の皆様はそんなことはわかってるし、そんな単純じゃねーんだよと言ってるかもしれません。

でも補助金がもらえる人ともらえない人がいるっていうことが大問題です。

そんな不安定なものに揺さぶられていると販売台数は伸びませんから。

補助金がもらえると思って販売したセールスマンは10月は戦々恐々ですよね。

もらえませんでしたー。

って、言えますか・?あなた?