MHOエンジニアリング

現役猫系自動車整備士YouTuberチームMHOの車ブログ

最低地上高9cmの壁

僕の知り合いが、この前ディーラーにATFの交換をしてもらおうと、持って行ったんだそうです。

 

すると、この車は保安基準に適合してないから駄目です。と、門前払いをされてしまったというのです。

 

昔は走り屋さんをやっていた知り合いですが、今もギンギンに車をいじってるのかな?と聞いてみたら、ほんの少しだけ車高を落としているだけ。

 

つまり最低地上高が足りなかった為、ダメ出しを食らってしまったということですね。

 

 

知り合いは、あおり運転をしている輩の方がよっぽど駄目なのに、ちょっと車高が下がってるだけで整備してくれないなんてと嘆いていました。

 

不正改造車撲滅運動を国交省では旗揚げしていますので、そういった車を受け入れると整備工場も罰せられてしまうからですよと。話しておきました。

 

最低地上高というと、僕も中古新規で車を持って行った時に、落とされたことがあります。

それは知り合いのシルエイティ。もう大丈夫だろう!と思って、構造変更と中古車新規で持ち込んだんです。

 

するとリヤの車高がほんの僅か足りないということで、落ちてしまった。

 

その車は車高調がついていたので、すぐに調整して再検査はパスしましたけど。

 

最低地上高の9cmっていうのは、なんで設定されているのかというと、それだけの地上高を確保していないと日本の道路を走る時に問題があるということだからと言われています。

 

例えば、踏切。まっすぐな線路に対しての踏切なら段差があるくらいです。

 

しかし、線路がカーブがかっている場所に踏み切りがあると、バンクがついているので、凸凹しているところがあります。

 

その踏切を普通の車なら普通に走れますが、9cm以下だとひっかかる可能性があります。少なくとも斜めに侵入して行ったりしないと多分、スポイラーをこすります。

 

最低地上高っていうのはそういうのを含めて、普通に制約なし乗れますよっていう高さなんだと思います。

 

知り合いは不正改造撲滅じゃなくてあおり運転撲滅運動に切り替えてくれって言ってました。それも重要なことですよね。

 

今、不正改造をガチでやる人って多分少ないですから。あおり運転の方が問題ですよね。危険だし。