MHOエンジニアリング

現役猫系自動車整備士YouTuberチームMHOの車ブログ

今日あった車検整備での裏側。ちょっと嫌だったなと思ったリース会社の対応について

今日、ちょっと嫌なことがありました。

 

長年車屋さんをやっていると、いろいろあります。

 

車検整備の裏側の話です。車検はリース契約されていた車です。予定の時間になっても入庫がされず、代車を出さざるを得ない状況下だったので、この時すでに淀んでいたのかもしれません。

 

リース契約って、リース会社によって内容が様々です。8割以上を承認してくれるリース会社。走行距離が1kmでも超えないと、オイル交換すら許してくれないリース会社。

 

今日のやりとりは後者のリース会社です。

 

入庫してきた車は、ブレーキパッドが減っていたので交換。エアクリーナーが詰まっていたのでできれば交換したい。

 

最後にマフラーがフランジからもげていました。

 

内容をリースに相談して承認番号を取って、すぐに手配してもいいかを聞きました。部品屋さんにあらかじめ在庫を聞いたら県内にあるということなので、2日後の納車には間に合わせることができます。

 

代車を3日後から次のお客さんに出さないといけないので、こちらも慌てます。

 

するとリース会社は、マフラーはこちらから送らせてもらいますというのです。県内在庫だから、リース会社から手配をかけても間に合うだろうと思って、必ず明日には時間が遅くてもいいから到着させてくれと伝えました。

 

2時間くらいして、リース会社から

 

「当社経由だと間に合わないようなので、そちらから手配してください!」

 

というまさかの折り返し。この時点ですでに5時を回っていました。

 

おいおいおいおい。どういうことだ?5時を回ってる時点で、オーダーをかけると翌日扱いになるメーカーがあります。

 

しかもそのマフラーは社外設定がないらしく、先に取られていれば絶対に間に合いっこない。

 

この時点で代車を何としても3日後から、違う人に出さないといけないのにどうして2時間も折り返しに時間がかかったのかと聞きました。

 

リース会社が言ってきたのはまさかの回答

 

「こちらの契約者は代車の契約をしてないので出す必要はありません。今すぐレンタカーに切り替えてみてはどうでしょうか?」

 

というのです。

 

リース契約は重々承知で、それでも先方がどうしても代車が必要だというから、工場代車の空きを狙って入庫してもらったわけです。

 

そして、部品だって納期を確認済みで、こちらから手配すればなんてことなく終わっていたわけでもあります。

 

代車をレンタカーに切り替えろと簡単にいうけれど、そういう話ではないのではないかと。

 

間に合うものを間に合わなくしたのは、手配が遅いからに他なりません。

 

完全にユーザーを置いてきぼりにしているリース会社に対して、あきれてしまいました。

 

代車の費用とかレンタカーとかそういう話じゃなくて、さっさと手配すれば間に合ってるんだよっていうことなんですよね。

 

夕方の非常に立て込んで忙しい時に、こんなやり取りをしていたのでどっと疲れが出てしまいましたね。

 

整備の現場も一分一秒が命取りになります。特に部品ってその最たるもので、在庫があっても他が先にオーダーをかけちゃうと間に合わなくなるんです。

 

代車もち密に計算してスケジュールを組んでいるので、一つこけると後ろのお客さんに迷惑がかかります。そういう気持ちをまったく分かってないところが嫌でした。