MHOエンジニアリング

現役猫系自動車整備士YouTuberチームMHOの車ブログ

オイルデータハンドブックの最新版を買った

昔も買ったことがありますが、久しぶりにオイルデータハンドブックを買いました。

 

この赤い方がそうなんですが、便利です。

車種ごとのエンジンオイルの量やグレード、粘度など細かく書いてあります。

あとミッションオイルとエアコンの冷媒の量なんかも書いてあります。

何故、そんなデータが必要なのかっていうと、請求書を作るからですね。

まず、オイル交換に来店されて、基本的にはその整備士が作業指示書に使ったオイルと数量を書き込みます。

これを100%信じないで、どうなのかを照合するために僕は使っています。

というのも、3.4Lの車に対して、Aという整備士は3.2Lと書いてくる。Bという整備士は3Lと書いてくる。Cという整備士は3.5Lと書いてくる。

バラバラなことが多い。そもそもCはアウトです。

定量以上入れましたよ!という事になってしまう。実際にレベルゲージを抜いて量を点検してみると、さすがに入り過ぎはないのですが、オイルジョッキに入れると細かい数量が分からないので、3.5Lと書きました!

こんな感じなときがあります。

でもお客さん目線からすれば、3.4Lしか入らないはずの車に対して、3.5L使いました!というのはおかしいでしょう。

実際これが整備界隈で問題になって、整備振興会から気を付けなさいという通達が過去に出ました。当たり前ですよね。

ということで、大雑把な整備士で若干数字に対するリテラシーが低い人もやはり存在するので、請求書を打つ段階では必ず統一するんです。

その為に正確な量を把握しないといけない為、僕はこのブックを何年おきかに買っています。

僕自身作業指示書に記載する数量は、必ず整備マニュアルで量を確認してから書きます。もちろん実質使った数量が少ない場合は、その通りに書きますけどね。

オイルって全部抜けない車もあるので、規定量入れると入れすぎちゃう場合もありますから。

そんな僕の強い味方になってくれるのがオイルデータハンドブックなのです。