スバルのサンバーですが、一風変わった故障に遭遇しました。
エンジンがかかった瞬間に、とまっちゃうというものです。キーを回してエンジンをかけたらブスブスっとかかってすぐに止まっちゃう。
アクセルを開けようとするとその時点で止まっちゃう。
原因はなんだったのかというと、結果を先に書くとECUでした。
他の車でも言えることですけど、燃料ポンプってECUが制御しています。
その制御はクランク角センサからのパルス信号を受け取って作動させる。途中にリレーがあり、リレー自体が駄目になっていたらエンジンはまったくかかりません。
燃料ポンプ自体が故障していたら、一瞬もエンジンはかかりません。
今回のポイントは一瞬エンジンがかかってすぐ止まるというものです。燃料ポンプって、イグニッションキーをONにした時に駆動します。
どうしてかというと、イグニッションONで先にポンプを作動して、燃圧を上げておくんです。そうすることによって、インジェクターまで燃料を送っておけば、クランキングしたらすぐに火が入る。
それと、燃料ポンプの作動点検も合わせて行っています。イグニッションONでポンプの作動音が聞こえない場合、ポンプが固着しているという判断もとれるからです。
ではその後に、エンジンが止まるということは、ポンプ本体ではない他の要素がかんがえられます。
クランク角センサやその他に問題がなければ、それらを制御しているECUであるという事です。
もし、エンジンがかかった瞬間に止まっちゃうという故障に遭遇したら、覚えておいてください。