整備で車を預かる時、必要な人には代車を貸しています。
うちの会社は一応代車の使用料はもらっていないので、基本的に無料となります。
一般的な考え方でいうと、借りたものは返さないといけない。これは当たり前かなと僕は思っています。
どういうことかというと、代車を貸し出す時
「ガソリンはどうればいいんですか?」
と聞かれることが多いんです。
借りたものは返さないといけない。ただし、お店が完ぺきではないとも思っています。
つまり、使った分を入れて返すというスタンスでいいかなと。
というのも、代車のガソリン代で何度かトラブルになったことがあります。
まず、貸し出す代車の燃料を同僚が満タンに入れていかなかった。
整備が終わって、車を取りに来た時に、お客さんがぷりぷり怒ってきたんです。
「代車のガソリンが減ってましたよ!満タン入れておきましたからね!」
これを聞いて、ガーンと思った。
お客さんは馬鹿正直に燃料を満タンにしてくださってきたわけです。この時は整備代金を3000円値引きして相殺させていただきました。
つまり、代車って基本的にはガソリンを満タンにして貸して、帰ってくるときは満タンにして返してもらうのが暗黙のルールです。
ただし、これって完璧かというとそうでもない。というのもこんな時もありました。
貸し出す予定の代車の燃料を確認したら、ゲージは満タンでした。
整備が終わって、車を納車した時に言われたのが
「おれは会社から家まで10kmも走ってないと思うけど、満タンにしておいたわ。5Lも入ったけど、お宅の代車は燃費が悪いんだねぇ」
と。
この場合は、うちが使ってるガソリンスタンドでは給油口ギリギリまで入れてもらっていないんだろうなということ。
お客さんはセルフスタンドで、フューエルキャップギリギリまで入れてきたっぽいです。
フューエルネックなどの部分を含めて5Lも入ってしまったと。
これを言われてしまうと、やりようがないなぁというのが正直なところ。
なので、代車を貸し出す時には満タンにして返してください。
とは僕は言わないようになりました。100%完璧に運用することは不可能だからです。
100%完璧にするのなら、社員が全員貸し出す前にセルフスタンドでフューエルキャップギリギリまでいれないと駄目だということになります。
それはフルサービスを使ってるうちの会社では無理。
これらを踏まえて
「使った分のガソリンを補充していただければ結構です」
と言っています。10km圏内の通勤で1泊2日くらいの期間なら入れてもらわなくてもやむを得ないかなと。多分メーターは減らないと思いますから。