伊藤さんのシーマ、日産によるフルレストアが終わりましたね。
一連の作業を見守っていましたが、これはなかなか粋な計らいだなと。作業過程もいいし。
一台の車を長くつかいこんでいくという文化が、日本にはあまり浸透していなかったのでそこに一石を投じてくれていると。
これって、自動車メーカーが悪いのではなくて、どちらかというと日本の税金がいけないんですよね。13年オチ、18年オチの車には税金が上がる仕組みになっています。
ようするに、古い車には税率を上げて買い替えを促進してもらおう!
そういうことなのです。
古い車を大事にするのもエコですけど、新しい車に乗り換えることも実は大事だと僕は思います。
もちろんこの車だけは生涯乗り続けたい!と思える車に出会えたのなら、乗り続けてもらいたいです。
でも、そうではないのなら、新しい車に買い替えたほうがお勧めなことが2つあります。
まず安全面です。
今の車って、自動ブレーキやら運転支援システムで、数年前の車よりもずーっと安全です。本当に安全。
同じ使い方をしていても、昔の車では回避できない事故を今の車は車両側でアシストして防いでくれる。
いわゆる助手席に誰かをずーっと乗せていて、車のすべてを見張ってもらってるようなそんな感じです。
車を買い替えれば事故が減ります。これは間違いない。
そして次に環境面について。この環境っていうのは自動車の製作過程に出るCO2などは除外して考えてください。
昔の車の排ガスの臭いと、今の車の臭い比べてみてください。
特にキャブからインジェクションに変わった位って、排気ガスがすごく臭いです。
臭いが強いのは、燃焼制御がまだ甘い時代だから。
今の車って、本当にエンジンの効率を極限まで高めています。
そして排出されるガスが非常にクリーン。
なので、安全面と環境面を考えると、買い替えたほうがいいという意見があるわけです。
一台の車を長く使うのも正解。買い替えるのもある意味正解。
間違ってるのは古い車だからと言って、税金を上げることなんです。そもそも自動車産業って日本の基幹産業なのに、それをわかっていないよねって。
おかしい税金が車にはかかりすぎています。それを直せよって話です。