冬のタイヤ交換というと、一番怖いのがクリップボルトです。いわゆるタイヤのネジです。
タイヤを交換しようと脱着したらポキッと折れちゃったり・・。そんな悪夢が現実に起こりえるのです。
錆が原因だったり、前回の締め付け時に問題があったり、原因は様々です。
ただし冬に塩カルをまく地域では、ホイールナットが貫通タイプを使ってると、クリップボルトの先端が錆びてしまう。
そこから外そうとすると、錆を喰ってネジ山が駄目になってしまうパターン。多いです。
雪国のホイールナットは袋ナット推奨です。
こちらの車両も錆が原因で、やはりクリップボルトが駄目になっていました。
タップでネジ山を立てることもできますけど、ここまで錆びついていると耐久力に問題があるので打ち換えます。
クリップボルトはハブに圧入されているので、基本的に分解整備になります。
認証工場や指定工場でしか作業ができないので注意が必要です。
ホイールナットの周りが渋いと変な潤滑剤を塗るのもNGです。トルクレンチが効かなくなりますから。
基本に忠実にタイヤ交換はしましょう。