会社で話題になりましたが、最近新卒が入ってこないよねって。
知っている限りここ数年は新卒の整備士が入ってきていません。よく考えてみると、20代の整備士が殆どいなくなってしまった。
うちの会社も整備専門学校へ求人を出したり、リクルートに行ったりしているようですが、なかなか選んでもらえない。
そもそも整備士の担い手がいなくなっているのが事実です。
担い手が少ないのには理由があって、今の車に楽しさなどが見いだせなくなってきているわけです。
そもそもが高いですよね。GR86も出ましたけど、300万円オーバー。RCというグレードは先代に比べるとエアコンなどもついて、ベースグレードとしてチョイスできるようになりましたけどね。
ロードスターだってあれやこれやで300万円を越えちゃったりしますから。
今、狙いなのは先代の86です。100万円台から買うことができます。そしてZ33も今は底値です。
あとはスイフトなんかもいいですよね。まあ定番ですけど。
この前、ダイハツがe-Powerとほぼ同じシステムを搭載したロッキーを発表しましたが、あのロッキーの価格ってものすごく安いです。
シリーズハイブリッドであの価格帯って、今までの他のメーカーはなんだったのっていうくらい安い。
日産のキックスがかすんで見えてしまうくらい安いです。
どうしてこんなに安い価格で新型のロッキーが出せたのかが凄く疑問ですよね。
裏を返せば、もっと安い金額で楽しい車だって作れるという事にもつながります。
お手頃に買えるスポーツカーはコミコミで200万円くらいにしてもらいたいです。
300万円クラスになると、若者は買えない。お金をもってるおじさんが買って、数年後の中古が流通してきてからじゃないと買えない。
そうではなくて、スターティングプライスから安いものであってほしいです。整備士の平均年齢はどんどんと上がってると思います。
特にメーカー直結の整備学校があるディーラーなどへ就職が流れて、町工場はオジサンだらけになっているのが現状ですからね。
業界全体が考えていかないと、本当に次世代にまったく繋げられなくなっていくかもしれない。
と、中堅整備士は危惧しています。