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現役猫系自動車整備士YouTuberチームMHOの車ブログ

ポロ給油口が開かない修理 ドアロック連動型フューエルリッドアクチュエーターとは

VWのポロです。ガソリンを入れようとしたけど、給油口が開かないということで入庫してきました。

このポロは、ドアロックと連動してロックをかけるフューエルリッドを備えています。

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国産車にも増えてきていますね。

従来のフューエルリッドって、運転席の近くにレバーがあって、そこからワイヤーを使ってフューエルリッドを機械的に開閉していました。

それをドアロックモーターのようなものをフューエルリッドにとりつけて連動させているということです。

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初期症状なら、少し衝撃を与えながらスイッチをON・OFFすることで開くことがあります。

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しかし、開かない時って明らかにアクチュエーターの作動音がない。

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というわけで、アクチュエーターの交換です。

部品は1万円ちょっとくらいです。

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ノブを押し込んだ後、アクチュエーター内部でロックする構造です。

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交換はなかなか特殊で、フューエルリッドを外して、ライナーの下辺りからガサゴソしますが、肝心のカプラーになかなかたどり着けない。

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VWって昔はエンジンの負圧を使って、フューエルリッドを開閉させていたものもありました。

あれもよく壊れましたよね。ホースが抜けたとか穴が開いたとかで。

このアクチュエーターも明らかに製品が微妙。5万キロ位で壊れてしまうとオーナーにも苦言を言われちゃったりで、こっちも困りますね。

言われてみれば国産車でこのアクチュエーターを交換した経験ってないですね。

やはりまだまだ国産車の方が信頼性が高いような気がします。

部品もオーダーしてすぐに来ないし、来てもたまに違う部品が来たりするし。

最悪本国オーダーとかになると、納期はさっぱり読めなくなったりで。

気長に待たないといけないけど、ガソリンがいれられない!という事態は待ってくれないですからね。