MHOエンジニアリング

現役自動車整備士YouTuberチームMHOの車ブログ

新車の外装が樹脂化されていることについて懸念されるトラブルなど

今の現行車って、外回りを手でたたいてみるとわかりますけど、かなりの部位で樹脂製外板パネルを採用しています。

樹脂製だったものを金属製に戻している車種もありますが、軽量化などの目的で外板パーツが金属でなくなってきているんです。

 

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ジムニーなどはその逆を突いて外板パネルは金属にしています。

樹脂製化するメリットってそもそも何があるのか?

外板パネルに樹脂を使うと狙えるのは軽量化です。軽くなるので、燃費にも貢献できる。

整備面でもメリットがあります。外板パネルを樹脂化すると、色付きでパーツ供給してもらえるものもあります。

バンパーが分かりやすいんですけど、塗装されている部品で供給されているので、ぶつけたら単純に交換が簡単にできる。

これが年数経過してくると、色なしだけしか供給されないので、塗装代がかかるんですけどね。

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次にデメリット。

例えば塗装されているバンパーに10年くらい経過してから交換するとなると、色が全く違ってみえるんです。

他の部位は色あせているけど、バンパーはオリジナルのカラーコードで塗装されている。よく100-0被害の板金に多いんですけど、バンパーを新品交換したら色が全然違うという話。

違うんじゃなくて、他の部位が色あせしてるんだよって。こういう場合は色なしの方がいいです。

そして、フェンダーなども樹脂製になっていると、バンパーとの接合面にサポートを使わなくなるので、バンパーが壊れたら下手したらフェンダーもセットで交換しないと固定ができなくなるパターン。

あとやはり板金もしにくいですよね。

樹脂って弾力性があります。金属パネルを板金するのと、樹脂パネルを板金するのでは難しさが違うとおもう。

削れているところをパテで補修くらいならいいんですけど、変形してしまったパネルは元にはもどせませんよね。

強度的には担保されていると思いますけど、樹脂製パネルって軽くなる半面、いろいろとデメリットも出てくるなと思いました。