MHOエンジニアリング

現役猫系自動車整備士YouTuberチームMHOの車ブログ

エアコンガスが漏れている車は、DIYで補充するのもOKだけど注意が必要

エアコンの時期ですね。

毎日のようにエアコンが効かないという車が入庫してきて奮闘しています。

そんなエアコンですけど、修理を着工するとなると意外とお金がかかってしまう。

一番安いパターンはコンプレッサーにつながるホースなどからのガス漏れ。

単純にホース交換で済みます。

逆に最悪なパターンはコンプレッサーがガラガラ音を出して効かないトラブル。

コンプレッサ内部で発生した鉄粉が、エアコンサイクルに流れ込んでいるため、コンプレッサ以外の部品も交換しないといけません。

軽く10万円は超えてしまいます。

どこかからガスが微妙に漏れている車。ガスを補充すれば効きは直ります。

毎年ガスだけを補充に来るお客さんもいます。

でもこれはちょっと気を付けないといけません。

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うちの実家にあるND型ロードスターも、エアコンガスが漏れています。

漏れている箇所はもう特定していて、コンデンサから漏れています。

でも通年を通して効かないわけではなく、補充すれば夏は普通に越せます。

エアコンガスって、500円くらいでネットで買う事が可能。ガス充填用ホースを買って、毎年DIYでエアコンガスを入れています。

DIYでもさほど難しくなくエアコンガスは入れられるんですけど、注意が必要です。

 

 というのも、エアコンガスが抜けるという事は内部に封入されているコンプレッサを潤滑する、コンプレッサオイルも抜けているからです。

コンプレッサオイルが抜けている状態で、ガスだけを補充するとどうなるか?

コンプレッサが焼き付いてしまう。

なので、基本ガスチャージだけではなくコンプレッサオイルも一緒に入れてあげること。

これが重要です。

 

 チャージホースを買っておけば、エアコンガスとコンプレッサオイルを毎年補充するという使い方でも、とりあえずシーズンを耐えることができます。

ガス補充だけではなく、オイルもライン流してください。