MHOエンジニアリング

現役猫系自動車整備士YouTuberチームMHOの車ブログ

同じ過走行でも排気量の違いは大きく出る!軽自動車でOHなしで30万キロに到達するのはすごい

たまにビックリするくらい走行距離が伸びた車に遭遇することがあります。

 

一般的な考え方だと、10万キロを超えたあたりから過走行ゾーンに入ってきていますよね。

 

f:id:team-mho:20210805200309j:plain

こちらをご覧ください。なかなかお目にかけれない30万キロオーバーです。

 

車種を聞くとまたビックリです。

 

f:id:team-mho:20210805200313j:plain

タントカスタムです。

 

軽自動車で30万キロに到達できるっていうのは、理屈ではわかっていても実際に目の当たりにすると凄いなぁと思います。

 

うちの実家にも以前乗っていたカプチーノがあります。カプチーノは20万キロに到達して現在一時抹消をして保管されています。

 

カプチーノが現役の頃って、兄が乗り出すようになってからは、ものすごいペースで走行距離が伸びていきました。

 

なかなか時間を作ってメンテナンスをするときがないので、車検で預かった時はもうびっくり。

 

マフラーは穴が開いてるし、走行中にゴゴゴゴうなり音はすごいし、ギヤのフィーリングもおかしいし。

 

加えて過走行なので、2車検ごとにタイミングベルトを交換しないと駄目でした。

 

結局3回くらいタイミングベルトは換えたと思います。

 

クラッチもOHしたし、デフは2回載せ替えた。ハブのベアリングもダメになったし、マフラーは2回換えました。オルタネーターも交換したし、ヘッドカバーのパッキンも交換した。

 

プラグとプラグコードは10万キロオッケーなものを使っていましたが、こちらも2車検ごとにディスキャップとローター、イグニッションコイルにプラグ、プラグコートセットで交換。

 

最終的にナンバーを外す時っていうのは、もうボロボロでしたね。

 

ヘッドガスケットから水漏れをしているし、ミッションもブローしていました。

 

そして室内外ともに悲惨な状態に。

 

軽自動車で20万キロに到達するにはここまで大変なんだなって思っていました。

 

ですが、タントカスタムは結構あっさりと到達しましたね。

 

整備歴を見ると、大きな整備ってほとんどしていません。エンジンはコイル・プラグ・ベルト・ウォーターポンプを交換している位ですね。距離ごとに。

 

後は油脂とブレーキの交換。もちろんタイヤは減るからたくさん交換してますけど。

 

660ccで30万キロに到達するのと2000ccで30万キロに到達するのでは全然違います。

 

660ccの軽自動車は、排気量が小さいので回転を上げないといけない。その為エンジンがより消耗しやすいです。

 

排気量が大きければ大きいほど余裕がでますから。

 

オーバーホールなしの普通のメンテナンス位で30万キロに到達したっていうのがすごいですよね。

 

そしてオーナーが飽きることなく乗り続けているところはうれしい限りですね。