今の車って、9割位エアコンがついてます。
僕が子供の頃って、外気温は暑くても30度くらいでした。それもたまーに30度超えたくらいの時代だったと思うんです。
でも今は35度以上が当たり前で、それが夏の間ずっと続く。こりゃたまらんということで、車にエアコンは当たり前の装備になっています。
そして、エアコンを構成する部品の一つにコンデンサがあります。
コンデンサはコンプレッサから圧送された高温、高圧のガス状の冷媒を冷却して液状冷媒にするためのものです。
エアコンガスにとってのラジエターみたいな部品です。
もちろん走行風を通してやらないと意味がないので、ほとんどの車はラジエターとならんでマウントされています。
コンデンサの方が前方にある車が多くて、ラジエターの点検がしにくい側面もあります。
そしてこちらはアトレーです。
コンデンサが手前でラジエターは奥にあります。
通常はフロントバンパーがとりついているので、ラジエターってぱっとみ外からだとほぼ目視ができない状態にあります。
そしてこの通り。アッパータンクからクーラントが漏れた形跡があります。
ちなみにこちらの車両はエアコンコンデンサの交換作業中。
バンパーを外して、コンデンサを外しにかかったらまさかのラジエター漏れ発覚。
全周にわたってリークしているので、OHするか交換しないと駄目ですね。
修理するのはコンデンサを外さないと駄目なので、一緒にやれば工賃が浮きます。
とりあえずコンデンサーだけ交換してエアコンが効くようにすればいいなんて、悠長に構えていれば、エンジンがオーバーヒートするかもしれない。
そしてどっちみちまたコンデンサを外さないと駄目だから。
一緒にやるしかない。
重要部品が目視できない位置にある場合、見極めも慎重にやらないとだめですよねという話でした。