MHOエンジニアリング

現役猫系自動車整備士YouTuberチームMHOの車ブログ

燃料ポンプのリコールが盛んだけど、作業に出す前に気を付けてほしい事

うちの会社でもとうとう燃料ポンプリコールのSSTが到着しました。

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このSSTを使ってポンプを交換します。

 

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その他ホースなども到着。

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そして、ようやく部品も到着してきました。

これで作業が開始できます。事前に問い合わせをもらっている人から、予約受付順に作業をすすめる予定です。

この燃料ポンプリコールですが、作業する前にちょっと気を付けたいところがあります。

それは燃料を満タンにした状態でリコール作業を受けるのは避けてほしいということ。

燃料が満タンになっていれば、ポンプを外したら噴きこぼれるのは必至です。

ということでガソリンを半分以下にしておいてもらえるのが理想です。

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ガソリンタンクも鉄製の板金タンクと、樹脂製のタンクに分かれます。

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下の画像が樹脂製タンクです。触ってみればすぐわかりますが、樹脂タンクの方が凸凹してデザインが複雑です。

鉄製の板金タンクは貨物車全般に使われています。乗用車も板金タンクを使ってるものもありますが、作業は樹脂製タンクの方が気を使います。

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車によっては燃料タンクを降ろさないといけない車種もあります。

仮にサービスホールがあって、車上からアクセスができる構造だったら、匂いが室内に少しは残ってしまうので、その辺も了承しておいてほしいですね。

ガソリンの臭いってしばらくとれないです。

これらを踏まえると、やはり燃料は減らしておいてもらったほうがいいですね。

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ダイハツ車で100万台規模。

他のメーカーも含めると1000万台オーバーという大規模リコールです。

頑張ります。