MHOエンジニアリング

現役猫系自動車整備士YouTuberチームMHOの車ブログ

【オイル添加剤】入れ続けないと効果が出ないものと、効果が持続するものがある

今日はオイル添加剤についてちょっぴり書いてみます。

僕も、オイル添加剤を結構な種類試してきました。そこである種の結論に近いものが得られたので。

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まず、オイル添加剤って、多分目的があって入れるものなんだと思います。

・うるさいエンジンを静かにしたい

・エンジンの吹けやフィーリングをよくしたい

・エンジンの耐久性(オイルの性能を底上げしたい)

・くたびれたエンジンをリフレッシュしたい

などなど。

そして、試してみた結果ですが、オイル添加剤の効果には大きく2のタイプに分けられます。

・入れている時だけ効果が発揮できるもの

・入れ終わって、その後オイル交換をしても効果が持続するもの

オイル添加剤を使う時、ちゃんとした目的をもって使うのなら、評判がいいものを選べばいい。

でも、目的もなく添加剤を入れる時は、気を付けないといけないです。

オイル添加剤の多くは入れてる時しか効果がでないものが多いです。理想的な使い方としてはどういうものか?

たとえば、来週サーキット走行やジムカーナをする。入れているオイルの性能じゃちょっと心配だから、添加剤を入れてドーピングする。

これはわかりやすいですよね。もちろん走行時にエンジンを保護することが目的です。

終わった後オイルを換えたら、その効果はなくなることは承知の上です。

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続いてが、エンジン内部が非常に汚れているので、次回のオイル交換までにきれいにしたいと遅効性のフラッシング剤を入れる。

もちろんオイル交換直前に即効性フラッシング剤を入れるという場合でもあり。

これはオイルを排出することで、汚れを一緒に落とします。

その後新油を入れたとして、効果が持続されていたら困ります。清浄性を意図的に上げている添加剤なので。

はっきりとした目的があって、その効果を期待する場合はOK。

そうでない場合は、満足度が低いおまじないのようなものになりかねないので、お勧めできません。

オイル添加剤で、古くなったエンジンを復活させるタイプのものがあります。

硬くなったオイルシールの弾力を戻して、オイル漏れを緩和する。

ピストンリングなどをクリーンにする。

PCVバルブなどをクリーンにする。などなど。

これらエンジンの性能を復活させる類のものは、実はオイル交換をしたとしてもその効果は持続します。

何故かというと、添加剤に配合されている物質が、エンジンの状態を改善させるためです。オイルシールを柔らかくするとか、ピストンリングをクリーンにするというのは、柔らかくなったり奇麗になったら効果は続きますよね?

オイル添加剤を使って、エンジン内部の物質を変化させる。変化させた後は持続する。

こういう添加剤は満足度が高いです。オイル漏れが本当に止まっちゃうこともありますからね。


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実際に添加剤を使用している動画を作っていますが、入れる前と入れた後の音やフィーリングを見てください。


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分かりやすい物とそうでないものがやはり混在します。