今日修理で入ってきたトヨタのノア。
4WDランプが点灯しているということで調べてみたら、C1298リニアソレノイド異常というコードが入っていました。
この手の故障、ちょっと距離を走ってきたノアやヴォクシー、トヨタの4WD車によく起こるものです。
原因は一体何か?
トヨタのこの年代の4WD車は、プロペラシャフトとリヤデフの付け根にカップリングのようなものが付いています。
これが良く壊れます。
車によってはそのカップリング部分だけ交換ができるものもあれば、デフアッセンブリーでしか供給しないものもあります。
長く使ってくると、ソレノイドバルブへつながる配線が内部で断線していたり。
部品は良く壊れるからなのかリビルトの設定もでています。
8割くらいがこの部品の故障です。
しかしたまに4WDのコンピューターが駄目になってるケースもあります。
コンピューターはグローブボックスの奥にあります。
ちなみにこのカプラーを抜くと4WDのランプ自体が点灯しなくなります。
整備書のフローをつぶしていくと、この4WDのコンピューターか、デフのカップリングがどちらかが不良なのが殆どです。
コンピューターは端子間の電圧測定などで良否判定します。
デフの方は可能ならば外してみれば断線しているかどうかわかります。
部品がどちらも高いので、デフを外して点検するのがお勧めです。