セドリックです。エンジンが不調。
この車はV型エンジンを搭載しています。
症状を確認してみると、V型エンジン一部が機能していないような状態でした。
V6の2000ccのはずが、5気筒のような状態です。
6気筒エンジンの1気筒が失火していると、直4エンジンなどに比べるとわかりにくいです。
6気筒って非常にスムーズなエンジンですが、気が付かない人は気が付けないかもしれない。
原因を探っていくと、ここにありました。
ECUです。
内部を見てみると、基盤が焼けているのがわかります。
写真中央の白い斑点がついてる部分。これはインジェクタを駆動している回路だと思われます。
これにより、インジェクタが駆動できない状況にあった為、エンジンが不調になっていました。
どうしてこのようなことが起きたのかを点検してくと原因が判明しました。
原因はこちら。
インジェクタのカプラが壊れていて、ここからショートを起こしていたようです。
インジェクタのカプラが原因でECUまでパンクするということですね。
この年代の車になると、配線のカプラって非常に割れやすくなっています。プラスチックが硬化しているからです。
鮮度の高い新車なら、プラスチックと言えどもしなります。そのしなりを利用してカプラのロックを解除できます。
しかし、経年劣化を起こしている古い車になると、しならないですぐにパッキンと割れてしまう。
カプラも消耗品であるという例ですね。
整備する時は慎重に!