この手のトラブルはたまにあります。
草むらを走った後、車から煙が出たというものです。
こちらをご覧ください。
プロペラシャフトに草が絡みついているのがわかります。
この奥にはデフがあり、オイルシールが入ってデフオイルが漏れ出さないように封入しています。
草だけを引っこ抜いてもダメです。オイルが滴り落ちているのがわかります。
このオイルがプロペラシャフトの回転で飛び散って、マフラーに付着して煙を出す。
デフのフランジを外してみるとこの通り。草が中まではいりこんでオイルシールが損傷しています。
こうなってしまうとオイルシールを交換しないと駄目です。下手したらフランジもダメになってる場合があります。
一番最悪なケースは気が付かないで走っていて、デフオイルが規定値以下まで減って、デフが壊れてしまうケースです。
実際にデフが壊れてしまったお客さんもいます。
その時はデフを交換になり、修理代が10万円を超えました。
草むらを走ると駆動系に思わぬトラブルをもたらすことがあるんです。
プロペラシャフトだけでなく、ドライブシャフトのブーツが切れてしまった車もみた事があります。
草むらを走った後は、何か絡みついていないかチェックしてください。
早い段階で気が付けば、オイルシールだけの交換で済みますからね。