お客さんで新車の購入で相談されること。
「グレードをハイブリッドにして、元ってどの位走れば取れるんですか?」
特に初めてハイブリッドを買う人が気になるところで、初代の頃からハイブリッドモデルに乗ってる人などを見てきましたが、元を取っているなぁという人は意外とすくないです。
と、言うのもハイブリッドで元を取るという事は、車両価格の差額を燃料代でカバーしないといけないわけです。
つまりある一定以上の走行距離を重ねていかないと意味がない。近所の足に使うという人は元が取るのが厳しいということです。
トヨタ「アルファードHV」は何年乗ったら元が取れる? HV車とガソリン車はどっちがお得? | くるまのニュース https://t.co/tLSHSiXAqH
— チームMHO 自動車整備士YouTuber (@teammho) 2021年3月12日
こちらの渡辺さんの記事にも出ています。とても参考になる内容なので読んでみてください。
ヤリスでガソリンとハイブリッドの差を燃料代でカバーしようと思うと、11万キロを走らないと元はとれないということになります。
ポイントになるのは、ハイブリッドとガソリンの価格差。価格差が多い車種ほど元を取るのが厳しくなります。
僕が今まで見てきた中では、そこまで走っているハイブリッドカーを見かけないということです。
30プリウスもデビューして相当たちますが、走行10万キロをこえている車体のほうがうちのお客さんでは少ない方です。
年間平均走行距離が5000kmに満たない使い方の人が多いかなと。
もし、途中で売却するとなると、リセールは当然ハイブリッドの方が高くなります。
5~6年で売却されれば、その車体費用を含めた下取りでトータル的にイーブンに持っていけるかもしれません。
イマイチなのが、10年以上使っても走行距離が5万キロに満たないような使い方をしている人。これでは次の車に買い替える時に下取りももちろん下がっているため、結果損をすることになる。
こうやって考えるとハイブリッドを買うのはよく考えたほうがいいのかなってなりますが、違う側面でもお勧めできるのがハイブリッドです。
トヨタのハイブリッドシステムには外部電源として1500Wを取り出せるコンセントが付属しているものがあります。
これが災害時に非常に役に立ちます。家が停電していたとしても車を電源として、相当の家電製品を稼働させることができる。
僕がお勧めするのはこういったバックアップ電源の意味合いも込めて買ったらどうでしょうという事ですね。
損得勘定でハイブリッドを迷っているのなら、よく考えたほうがいいと思います。