今のマニュアル車って、クラッチペダルを踏み込まないとセルモーターが回らないようになっています。
どうしてこんな制御をしているのか?平成10年代後半くらいから一斉に装着されましたね。
もちろん安全を考えての為ですね。マニュアルにクラッチスイッチがなければどうなるか?
エンジンをかけようとキーを回す。万が一どこかのギヤに入っていたら、車がセルモーターによって動いてしまいます。
バックギヤに入っていたら、セルを回した瞬間車は後ろに動くし、ローギヤに入ってれば車が前に動きます。
もちろんマニュアルだからサイドブレーキをかけているだろうけど、それでも車は若干は動きます。
これが危ないということで、クラッチスイッチが搭載されたわけです。
曲者なのが、このクラッチスイッチが故障するとエンジンを始動できなくなるという事。
そこで、クラッチスイッチのキャンセル方法について書いてみます。
安全に試せるのはクラッチスイッチにつながるカプラーが2極のもの。
この場合、カプラーを抜いただけで、キャンセルできる車もあります。
カプラーを抜いただけではセルモーターが駆動しない車の場合、クリップなどを使って直結させる。
これで強制的にONになる車もあります。
カプラーが2極だということは、ONかOFFかしか制御していないので簡単です。
スバルのサンバーはクリップでカプラーを直結すると、強制的にONになります。
たしか三菱の軽マニュアルは、カプラーを抜いたらONになりました。
3極以上のカプラーはこの技が簡単には使えないのでやめておきましょう。
もちろん通常はカプラーを差しておくこと。じゃないと安全装置の意味がありません。
あくまでも緊急事態の時、エンジンがかからない時などに応急処置として試してください。