新年明けて早いもので、1月も終わりに差し掛かっています。
1月が終わると、自動車業界は一番の繁忙期に突入します。3月は決算を迎える会社が多いため、販売台数が増大します。
販売台数が増えるという事は、1ヶ月前から受けられる車検整備の台数も2月から一気に増えてきます。
3月は先に述べたように、多くの会社が決算期を迎えます。この為最後の追い込みと、新生活を迎える人たちの需要がマッチして販売台数が相当増えてきます。
もちろん台数がそれなりに見込めるため、メーカーから好条件で仕入れることもできるし業績の追い込みで販売店も気合が入ります。
この為、決算月というのは非常に好条件で車を買うチャンスになってきます。
では、整備面ではどうなのか?
現場で働く整備士としては、台数が激増するためきめ細かい整備ができなくなることが嫌なんです。
次から次へと仕事を流していかないと、終わらない。
登録台数に対して一日に修理できるキャパを計算すると、おのずと作業量が見えてきます。
もちろんスムーズにいかない車両もあるだろうから、非常に苦戦を強いられるんです。
例えば部品の納期が間に合わない・・・。もう一日もらえれば全て完了できる整備があったとしても、当初の納期を伸ばすことが出来なくて後日修理対応になる。など。
検査に該当する部位でなければ、交換しなくても車検は通ります。とりあえず部品は取っておくから後日また入庫してくださいとなるパターン。
特にこれは代車を出しているお客さんに多くなります。何故なら車検整備で必要な代車は次の予定が組まれているから。
その日に戻ってこないと、次の人に迷惑がかかってしまう。
この為、とりあえず車検整備を終わらせたら一旦納車せざるを得ないという流れ。
僕はこのパターンが嫌いです。
お客さん目線で考えると、車屋さんに赴くのって結構気が重いです。僕もそうなんですけど、できれば一回で全て完結してほしいと考える人が多いです。
普通に延長して預かれれば問題ないんですが、納車引き取りをしないといけなかったり代車を出してたりすると、店舗の予定が狂ってしまうので、後日になる。
登録台数が多い月ってこういうことがままあるから、整備士目線でいうと嫌ですね。
もうじき3月が来ると思うと非常に気が重いです。3月が終われば気分は一新できるんですけどね(笑)