まだ車を持っていなかった時代の話です。当時マイカーを探す手段と言えば、店頭での展示車。あとは中古車情報誌くらいでした。
僕が免許を取った頃って、インターネットはまだまだ発展してなかった。ヤフオクすらなしで、みんなISDNのテレホーダイなんかを使って、遅い回線でチャットを楽しむくらい。
GOOの中古車情報誌なんか辞書みたいに分厚いんです。それを1ページ1ページめくって探していく。宝探しみたいな感覚です。
ちゃんと車種別の索引がついてるんですよ?でもそれを最初に見ちゃうと結果が一瞬にしてわかってしまうじゃないですか?そうではなくて、分厚い中古車雑誌の中から自分が欲しい車を探していくのです。
自分の手持ちのお金じゃ買えないこともわかっています。でもワクワクしながら探す。
うおー高年式のFD3Sあったー!しかも安ーい!ってな具合でした。
ネットで中古車が検索できるようになった今、お宝探し的な感覚は薄れてきました。逆に今まで埋もれていたお宝も一発で検索できるようになったという利点もありますね。
中古車情報誌に乗っていない、ちょっと怪しげなお店の店頭に掲げられていた中古車なんかも魅力的でしたね。FC3Sが近所に38万円くらいで売っていて、これなら買えるなって。結果素性もわからないから買わなくて大正解だったんですけどね。
後に8万円でFC3Sと巡り合えたわけですし。
昔の中古車探しって、一番はやっぱり店頭に置いてある中古車ですね。うちの兄のように掘り出し物のマーチターボを格安でゲットできる場合もありましたね。
あれは営業マンが下取りを再販かける前にゲットできたところが大きかったかな。
もし今自分が欲しい中古車があったとしたら、どうやって買うかな?まずは条件をある程度しぼって中古車サイトをじーっと眺めたり、ネットオークションを見たりするんでしょうか。
いい掘り出し物をなるべく安く買うところに中古車の面白みがあります。古き良き時代平成初期でした。