コネクテッドカーが出回るようになってきました。トヨタを皮切りにダイハツもホンダもコネクテッドを徐々に搭載。
コネクテッドカーっていうのは、車とネットがつながってるというものです。昔のナビゲーションのオンデマンドな通信とは違います。車全体がネットとコネクトしている。
セキュリティの心配なども出てきます。それであっても、新しい技術は最初から万全じゃないので走り出しながら修正を加えていかないと育ちません。
ホンダが2020年にEV自動車を日本で販売するなかで、ホンダeにはなんとAIが搭載されるという情報が入りました。
当然このホンダeはコネクテッドカーです。完全EV。コネクテッドカーにAIを搭載して何をしようとしているのか?
考え方がユニークで、車と「対話」ができるようになる。
「OKホンダ」で車に呼び掛けると、ホンダ・パーソナル・アシスタント(HPA)が起動してユーザーの呼びかけに車が答えてくれるものです。
これって、イメージ的にはiPhoneのSiriのようなものですね。僕はiPhoneを4Sから使い始めました。当時からSiriはありましたが、精度がいまいち悪かった。
しかしそこはAIです。今のiPhoneに搭載されているSiriは日常的にユーザーとのやり取りをビッグデータ化して、ユーモアあふれる応答をするまでに成長しました。
ホンダeに搭載されるHPAのAIが最初からどの程度の認識機能を持っているかは、試してみないとわかりませんが、常にアップデートを繰り返していくのでどんどんと賢くなっていくのは間違いありません。
基本このホンダのAIはクラウドサーバーで音声を処理して、聞かれた情報に対して答える仕組みになってるそうで、結構難しい問いかけにもさっと答えてくれるかもしれません。
ホンダeは、今自動車業界に起きているビッグキーワードである
「CASE」
コネクテッド・AI・シェアリング・EV
このうち3つも体現しているということがわかりますね。ホンダeをみんなでシェアりイングすればCASEの出来上がりですね。
今後自動運転が可能な街ができあがったとすると、車とコミュニケーションをとって自動で迎えに来てもらって送ってもらう。
それは自分車ではなくて、みんなで使うシェアリングカー。車の中では仕事もできるしカフェにもなる。
夢物語のような現実が少しずつ近づいてきているのがわかりますね。ナイトライダーの世界とはちょっと違うけど、車の在り方自体がコネクテッドカーで大きく変わるんだなと思います。