MHOエンジニアリング

現役猫系自動車整備士YouTuberチームMHOの車ブログ

自宅でスタッドレスタイヤへ交換する時に欲しい工具など

そろそろ雪が降るなどと予報で言われるようになってきました。

雪国ではタイヤの履き替えです。

DIYでタイヤ交換をする時に、あったほうがいい工具を考えてみます。

優先順位的にあげていきます。

 

 

 

まずは何はなくともトルクレンチ。

これはもう必須といってもいいほど重要なアイテムです。タイヤのネジをきちんとした規定トルクで締め付けないと、緩んだりネジをダメにしたりしてしまいます。

 

締めすぎるとホイールだって歪んできてしまう。タイヤって外れたら困るからどうしても強く締めがちですが、ちゃんとしたトルク管理をしないと危険です。

 

車のネジの中で一番重要なのがホイールナットですから。

 

続いては空気圧の調整。

 

 

 
空気を適正に入れてあげないと、性能を発揮できません。
 
ガソリンスタンドで入れる人ならいいですが、交換しただけで満足してしまうのはダメです。
ちゃんとタイヤの空気を指定空気圧に入れてあげてください。
 
新車時に装着されているコンプレッサがあればそれでOK。ない人は、持っていると便利です。
 
あとはインパクトやらジャッキがあると便利です。
でも、とりあえずはこの2つが重要です。
 
トルクレンチは絶対に買っておいた方がいい工具です。タイヤを交換したら100kmほど走ってからまた増し締めをすること。
 
これも大事です。

レヴォーグのEGR圧力センサ、追加でリコールへ

レヴォーグが新型としてデビューした当時に、原因不明の不具合として生産停止に追い込まれたトラブルがあります。

結局はEGR圧力センサの不具合で、エンジンが始動できなくなると言ったものでした。

11月10日付のリコールで追加が出ました。

当初予定していた範囲よりも、不具合が出てるということでしょう。改めてEGR圧力センサについて追加リコールが発表になりました。

近年のエンジンでは、EGRの不具合が増えてきています。

トヨタプリウスなどハイブリッドカーでも、EGRトラブルが目につきます。

EGRがダメになると、意図しないタイミングで排気ガスをインテークに戻すため、エンジンが失火したりします。

レヴォーグの場合、エンジンが始動できなくなったりするので、早めにリコールを受けてください。

直噴エンジンでレギュラー指定のCB18エンジンは、定期的な燃料添加剤が有効だと言われています。

 

 

レヴォーグにリコール!インヒビタスイッチ不良でエンジン始動できない

レヴォーグにリコールが出ました。

内容がちょっと困るやつなので紹介します。

不具合を起こすのは、シフトポジションを検知しているインヒビタスイッチというものです。

何をしているのかというと、シフトポジションをミッション側で検知しているスイッチです。

これがダメになるとどうなるのか?

まず考えないといけないのは、MTと違いATやCVT車ってどうやってエンジンをかけるかということ。

マニュアルの場合、クラッチペダルを踏み込んだ状態でキーを捻ったりスタートスイッチを押す。

するとセルが回ります。

ATやCVTの場合、セルが回る条件としてPレンジやNレンジに入っていないとダメなわけです。

それを検知しているのがこのインヒビタスイッチ。僕も長年整備士をしていますが、このスイッチが不良で交換したことって片手で数えるほどしかありません。

位置合わせをしないといけないくらいで、交換はそれほど難しくはないんです。

が、エンジンがかからなくなる。

なんならバックランプも点灯しなくなる可能性もあります。

もしレヴォーグに乗っていて、リコール対象車でエンジンがかからなくなったら、落ち着いてNレンジに入れてみてください。

それでもダメならもはやこれまでです。

早めにリコールは受けてください。

 

デミオ、エンジンがかからないと運ばれてきた原因は?

営業からお客さんのデミオのエンジンがかからなくなった。ということで相談が入り、車を持ってくることに。

中古車で買ってもらって5年ほど経過しており、バッテリーもその間交換されていませんでした。

営業はバッテリーではないかと。

運ばれてきた、最初に???だったのは、なぜかキーがイグニッションに差し込まれていたこと。

この車はイグニッションノブを回せば始動できるはず。

理由を聞いたら、ブースターで繋いでもノブが回らなかったので、キーを差し込んだらセルが回ってエンジンがかかったからそのまま乗ってきたと。

この時点で実はバッテリーじゃないんじゃないの?疑惑が出てきました。

営業を納得させるためにもまずはテスターを当ててみます。

バッテリーの診断結果はこのようになっています。

健全性が56%。今日みたいに暖かい日でエンジンがかからないというのはあり得ない・・。

しかし営業はスマートキーはちゃんと赤く光っていると訴えてきます。

確かに赤く光るけど・・。なんか微妙に暗いような気がします。

とりあえずお店のボタン電池に交換してみると、すんなりエンジン始動。

直接の原因はやはり電池でした。

そもそも普通のキーでエンジンがかかるのであれば、バッテリーではない。

だけど営業マンはブースターでバッテリーもつないだ状態で、キーを差し込んでいたため消去法ができていなかったです。

そうはいっても、これから冬がくるし5年経過しているバッテリーなので、お客さんと相談して交換することになりました。

 

 

アルトのエンジンオイル2.2Lという量の少なさにびっくり

この前アルトのオイル交換をしました。

そのオイルの量にびっくりしました。オイル交換のみで2.2Lです。

2.2Lしかないオイルで、660ccというエンジンを高回転まで支えているわけです。

例えば2000ccのエンジンで、オイルが4L入る車があったとします。

オイルの量は約半分。

もちろん排気量が少ないため、高速巡行をしようと思えば2000ccのエンジンよりもおよそ1000回転くらい高いエンジン回転をキープしないといけない。

それを約半分のオイル量で賄わないといけないわけですから、いかに軽自動車のエンジンオイルが過酷かがわかります。

オイル添加剤などは小排気量の方がわかりやすいのはこの辺りですね。

 

 

ハイエース、DPR交換で30万オーバーながらリビルト設定がある

ハイエースのDPRですが、長年使ってくると目詰まりを起こしてきます。

再生できるうちならいいんですが、その再生スパンがどんどんと短くなってきて、最終的にエンジンチェックランプを点灯させてしまう。

そうなるとまともに走ることもできなくなります。

・エキゾーストパイプASSY(DPR)・・・328900円

・エキゾーストガスコントロールバルブ・・・102080円

値段も相当高いです。

ですが、DPRにはリビルトパーツが出ています。

リビルトを見ると、新品じゃないのか?というほど綺麗なのでびっくりしました。

ともあれ新品の半額以下で買うことができるので、積極的に使うことができますね。

DPRが壊れてしまった場合、交換前にEGRの作動やDPRより上流の煤などが溜まっていないかを確認します。

汚れが上流に堆積してる時に、そのまま装着するとまた詰まってしまうからです。

クリーンディーゼルの宿命でもあるDPRの劣化。

こういったパーツはリビルトを積極的に使うのがいいかもしれませんね!

 

 

ショートアンテナ、土台がもげると修理が割と面倒に・・・

ムーヴに乗ってる人にアンテナがもげたという依頼をもらいました。

ムーヴといえばショートアンテナだよなぁと思って、嫌な予感がして現車確認したらこの状態。

アンテナの台座も割れています。

本来ならこうなってるんです。台座にショートアンテナがネジどめされている。

台座部分も割れてしまってるので、両方交換が必要です。

展開図を取り寄せてみました。

交換には天井の内張を一部外して内側からネジを外す仕組みですね。

ムーヴの場合、アンテナの台座がほぼ一番後ろ付近にマウントされているのでそれほど大変でもないですけど、まあまあな作業になります。

ここだけが割れるというのもすごいですね。よく天井に傷がつかなかったものだなと。