MHOエンジニアリング

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VR30DETTウォーターポンプが弱く、対策部品が出ている模様

日産の高性能エンジンであるVR30DETT。

今はスカイライン400Rに搭載されているエンジンですが、新型のZにも搭載されることが決まっているエンジンです。

 

Z34はNAのV6エンジンでしたが、VR30DETTは排気量を落としてのツインターボです。

 

そんな最後の純ガソリン車として期待の高まる新型Zですが、VR30DETTに若干多発してきている故障に遭遇したので紹介。

 

というのもこちら。

 

点検で入庫してきてアンダーカバーをはがしたら、この状態。

 

明らかにクーラントが漏れてきた痕。

 

漏れている箇所を確認すると上流の方からで、ウォーターポンプからでした。

 

ディーラーに問い合わせたところ、どうやらVR30DETTで複数事例があるらしく、対策品が出ているという事でした。

 

新型のZに搭載されたころにはおそらく、対策済みになってくると思います。

 

400Rに乗っている人は、クーラントの量に気を配っておいてください。

頻繁のバッテリー上がり!サンバーのメーター照明付きっぱなしの症状とは?

ここの所増えてきた故障なので紹介。

スバル内製のサンバーで、バッテリーが上がってしまうというものです。


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先に結論を書くと、メーターの故障です。

どのような症状になるのか?

普通メーターって、エンジンをかけているとバックライトが明るくなって視認性がよくなりますね?

ライトスイッチと連動して、照明の強弱も変わる。

サンバーのメーターが故障すると、メーター照明がずっとつきっぱなしになってしまいます。

エンジンを止めていてもつきっぱなしなので、いつのまにやらバッテリーが上がってしまう。

運転手は、車のキーを抜いて降りてしまうわけで、特にメーター廻りに不具合を感じない。

昼間だとなおさら照明がつきっぱなしになってる事実に気が付かないので、いつのまにやらバッテリー上がりしてしまうと。

原因を追究するとここにあります。

故障した症状が出たとき、メーターノブをおしてもトリップメーターの切り替えができなくなっているんです。

つまりこのスイッチングの不良。

おそらくスイッチが押しっぱなしの接点ONになったままで、固定されているようなんです。

ではと、メーターノブをカチカチと押したりしてみると、症状が軽い時はたまに正常復帰することがあります。

しかし末期症状になると、メーターを分解して、エアーで清掃したりいろいろやってもダメです。

写真中央付近にある四角い部分がメーターノブのスイッチです。

あれを交換するしかないのだろうけど、そんな部品だけで供給されているはずもなく・・・。

メーター交換の35000円コース。

しかも、オドメーターの総走行距離は0kmになってしまいます。

これ、最近多発しているので注意してください。

車検直後にエンジンがかからなくなるというトラブルって

車検に出して、その後に戻ってきてしばらくたったらエンジンがかからなくなった・・・。

 

これは、車検を出していたお客さん側からの立場からいうと、車検で何をしてきたんだ!どうなってるんだ!

 

となるでしょう。

 

車屋さん側としたら、タイミング悪いなぁ。一体何が壊れた?

 

となるでしょう。

 

この前もこのケースがありました。

 

車検が終わって、間もなくエンジンがかからなくなったという苦情。見てみたら、セルモーターが壊れて動かなかった。

 

ここでポイントとなるのは、車検の時に壊れる前兆はなかったかどうか。そして、セルモーターが弱い車で、錆が進んでいたら、先に交換を提案していたかどうか?

 

今回はそのどちらもしていなかったので、お客さんに怒られてしまうわけですね。

 

というのも、セルモーターって、そう簡単に駄目になる部品ではないのです。

普通に使ってれば、まあ10万キロはゆうにもつ部品です。

寿命が10万キロオーバーだとすれば、5万キロ台で交換の提案をしないことが多いわけで。

ただ、わかってきたのは特定の車はセルモーターが壊れやすいということ。

それを踏まえて、今後は同じパターンのお客さんにはオーバーホールやリビルトへの交換を勧める必要があるなと。

具体的な車種っていうと、軽バンとか軽トラックの縦置きエンジンのもの。

ハイゼットシリーズと三菱内製のミニキャブシリーズですね。

スズキのキャリィはそこまで壊れる経験はないので。

ハイゼットシリーズが特に最近、セルモーターが良く壊れます。ということはアトレーとかその辺りも錆で融雪剤まみれになる地域の人は早めに修理をしておいたほうがいいですよ。

ATだとエンジンがかけられなくなるので、お手上げになります。

使用停止要請という、聞いたことのないリコール処置!bZ4Xとソルテラ

出たばかりのbZ4Xとソルテラにリコールがでました。

 

それがなんとも物騒な、使用停止要請というものなのです。

 

リコール部位は非常に簡単で、タイヤのネジ。これが走行中に緩んでしまって、最悪の場合タイヤが外れてしまうというものです。

 

この2台は、どうやら外国車が採用しているホイールボルトタイプを使っています。日本車の多くはホイールナット。

 

こういうタイヤのネジですね。

 

ちなみにSSTがないとタイヤ交換がちょっとやりにくい。

 

今のところ、恒久的な方法が見つかっていないようで、その間は使用停止していてくださいと呼びかけています。

 

そんなこと言われても、その間レンタカーを貸してくれるとかそういう処置をしてもらえないと毎日使ってる人は困りますよね。

 

対策として考えられるのはホイールボルトとホイールの交換。ハブの見直しなどだと思います。

 

調べてみたら、ホイールボルトは140N.mで締め付けるように指示されているので、締め付けトルクは通常の乗用車よりもきついです。

 

さらに強く締めるのかっていうと、どうなのか?

 

その周辺を見直さないと駄目なのかもしれないです。

 

それほど台数が動く車じゃないのが良かったですよね。バリバリ売れまくってる車でこの手のリコールが出ると、収集点かなくなりますから。

2サイクルの草刈り機へワコーズ最強燃料添加剤である、CORE601を入れたらどうなったか?

ここの所、添加剤マニアになりつつあります。

とうとうWAKO'SのCORE601を買ってみました。しかもそれを草刈り機へ入れるという暴挙をしてみたんです。

究極の燃料添加剤と言われています。

そもそも2サイクルエンジンに入れることができる、燃料添加剤って少ないです。CORE601は2サイクルに入れていかん!という注意書きがなかったのでやってみました。

入れる量はわずかですね。燃料タンクが小さいので。

バイクとか農機具とかに入れるのであれば、この手の添加剤は何回か分になるので。

燃焼室はこのように変化しました。

まずは入れる前。

 

 

約5年間使い込んできた草刈り機です。

燃焼室はまあまあですね。過去にはフューエルワンを入れたこともあります。

CORE601を入れたらこのようになりました。

ピストントップが明らかに乾いて奇麗になっているのが分かります。

運転時間はそれほど長くなく、燃料も余ってしまうくらいでしたが、それでもまあまあ奇麗になっています。

気になるパワーはどうだったのかというと、この辺は体感まではしにくかったですね。

というのも、ほぼフルスロットルで回していたので。

はっきりとわかったのは排気ガスの臭いです。臭いは少し甘いような微妙な香りになっていました。


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これは入れてエンジンをかけたらすぐにわかりました。

CORE601はロードスターにも入れて確認中です。

買ってもいいけど、オーバースペック過ぎるかもしれません。

最近作業の少なくなってきた、オイルレベルゲージガイドのOリング交換

昔はよくやった作業なんですけどね。

 

オイルレベルゲージのガイドについてるOリング交換。

 

自分が乗ってる車のそこからオイル漏れが発生してきたので、作業してみました。

 

オイルレベルゲージのガイドがある車。ここにOリングが使われています。

 

経年劣化で、オイル漏れを起こしてくるので交換をするようになるんです。

 

昔の車って、よく交換しました。タイミングとしては、タイミングベルトを交換する時。

 

タイミングベルトカバーに大体の車がオイルレベルゲージのガイドが共締めされています。

せっかく外すのならと、10万キロで一緒に交換するパターンでした。

 

最近の車はタイミングチェーンになったので、同時交換というパターンはなくなりました。

ピンポイントにそこからオイル漏れを確認出来たら交換。くらいの感覚ですね。

 

Oリングは安いもので110円です。

 

こんな細かい修理だけでも、やってみると楽しく感じます。

 

今の車の多くはヘッドカバーに直接レベルゲージが刺さってることが多いです。

 

Oリングは使われていないので、そもそも交換することもありません。

 

レベルゲージのおさまるゲージガイドの筒がある車は交換ができます。この手の車はオイル交換の時に上抜きをしやすい特徴もあります。

 

もしレベルゲージ付近からオイル漏れしていたら、試してみてください。

MHOエンジニアリングで5月に売れたアイテムベスト5!

久しぶりに集計を取ってみました。

先月、MHOエンジニアリングで紹介して売れたアイテムのベスト5です。

第5位 燃料添加剤FCR062

まずは安定の燃料添加剤!

FCF062です。この燃料添加剤ですが、PEAを高濃度で配合しながら、とにかく値段がお手頃なところ。

ワコーズのフューエルワンと比べて、そん色ないくらいの性能をほこりながら、値段が安い。

エントリーユーザーにお勧め出来る燃料添加剤です。

 

 

 

 

 

 

第4位 スフィアライトLED

第4位はH4バルブを付け替えのLEDバルブ。

車検対応のスフィアライトLEDです。スフィアライトにはもっと高性能なライジングというグレードもあります。

僕が買ったのはこの6000kのものです。明るくなったし、確かにカットラインも出ていました。

ただ、ヘッドライトテスタによっては軸を拾いずらいのもあるかもしれません。

値段も安いし初めてLEDを付けたい人にはお勧めできます。

 

第3位!確かな効果のオイル添加剤 エンジンパワーシールド

僕がオイル添加剤で一番効果があったと嘘偽りなく言えるのがこちら。

ワコーズのエンジンパワーシールドです。

僕が乗ってる車は悪名高いKFエンジンの初期タイプで、オイル消費が半端ない。

1000km走る頃にはゲージの半分以下になるほどです。

それがこの添加剤を入れたら、劇的に改善できました。さらにはその後オイル交換をしても、その効果を持続しているんです。

今でも経過を観察していますが、嘘偽りなく効果のある添加剤です。オイル消費に悩んでいる人には太鼓判を押せる逸品。

 

第2位!ワコーズ最強燃料添加剤 CORE601

第2位に来たのはワコーズの最強燃料添加剤のCORE601。ワコーズ開発陣のインタビュー記事などを読むと、その開発にかける想いなどが伝わってきます。

事実、フューエルワンより2倍弱するこの添加剤、燃料室も点検したら奇麗になっているし、パワーも上がるという。

普段使いというよりは、車を酷使するっていうここぞという時に入れるのをお勧めします。

 

第1位! TAKUMI コールドスタートプロテクション

第1位に輝いたのはこちら。TAKUMIのコールドスタートプロテクション。

これ、こんな添加剤があったらいいなっていうのが、まさに売っていたから買ってみました。

というのも、僕はバイクを乗ってますけど、冬はほぼ乗りません。

すると、春先に乗り出すまでにエンジンをかけると、ドライスタートになるわけです。シリンダーに負担がかかるし傷がつきますよね?

それらを低減するのがこのオイル添加剤。

たまにしか車に乗らない人にピッタリの一品。バイクにも使えるのでいいですね。

僕も早速自分のハンターカブにいれました。バイクだと数回に分けて使えるのでお得感が満載です。

 

というわけで、またいいモノがあったらどんどんと紹介していきたいと思います。