MHOエンジニアリング

現役猫系自動車整備士YouTuberチームMHOの車ブログ

新車がなかなか間に合わない!気になる車は早めのオーダーを

半導体やらなんやらで新車の納期がいつも以上に伸びてきています。

 

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今日はようやくハリアーのハイブリッドが納入されてきました。

 

この車両も相当前にオーダーを出していた車です。

 

僕もハンターカブが発表になった時に、発売日よりも前にオーダーを入れたのですが、5か月もかかりましたから。

 

バイクですけど、新車をオーダーして納期未定と言われて、とりあえず忘れようと。納期を気にしていたら、いろんなことが手につかなくなってしまうので。

 

バイクはなくても車があるので日常生活には困らなかったので。

 

新車って心待ちにしてしまいますけど、気にしすぎるといろいろ手が点かなくなってしまいます。

 

 

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今は半導体もそうですし、新型コロナの影響で海外のサプライヤーの部品納期が変わってくるため、迷っているとどんどん先延ばしになってしまいます。

 

買うのなら今しかないでしょ!と自分に言い聞かせて注文してください。

VR30DETTのオイル交換!オイルは5.1L。

スカイライン400Rがオイル交換で入庫しました。

 

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時期型Zにも搭載されるVR30DETTですが、オイルパンがなんと鉄でもアルミでもなく樹脂製です。

 

オイルは0W-20を推奨で、オイル交換のみだと5.1Lとなっています。

 

アルミよりもさらに柔らかい樹脂製なので、当然ドレンボルトはトルク管理。

 

それにしてもオイルパンまで樹脂製になってしまいましたね。

 

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その代わりと言ってはなんですけど、リヤの足回りはご覧の通りです。

 

いかにも日産車といった作りになっていました。

 

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このエンジンが最後のスポーツエンジンで、Zにも搭載される予定となっています。

VR30DETT!

またもアトレーワゴンにエンジンコンディショナーをつかってみた、が・・・

12万キロオーバーのアトレーワゴンにエンジンコンディショナーを使ってみました。

今までいろんなものを試してきたので、それほど汚れてはいないんですけど。

趣向を変えて、ガソリンエンジンディーゼルコンディショナーを使ってみました。

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使ってみたのはワコーズのディーゼルコンディショナーです。

 

ガソリン車なのにあえてディーゼルコンディショナーを入れてみる。特に意味はありません。

 

一応大事を取って、スロットルバルブ以降から吸わせてみました。

 

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バキュームセンサを外してそこから吸わせてみました。

 

で、どうなったか?

 

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このピストンが

 

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こうなりました。

 

汚れが落ちすぎて真っ黒になったというオチです。

 

ここから走りこめば、奇麗になるはずです。

オートスライドドアの利点と弱点について

昨日ワゴンRスマイルについて書いてみましたけど、オートスライドドアについて。

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これはワゴンRスマイルに限らずです。

オートスライドドアを採用している車全般に言える事です。長年使ってくるとどうしても故障を起こします。

エルグランドやアルファードなど、オートスライドドアを採用していた旧型モデルでぼちぼち故障が出てきました。

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自動で開閉するわけなので、その機構は以下の通りです。

スライドドアの中に、モーターを備えています。そしてワイヤーを使ってスライドドアを開閉しています。

パワーウインドウと似たような仕組みをドアに採用しているのです。

どうしても細いワイヤーで引っ張ったり伸ばしたりしているので、経年劣化で駄目になってくるんです。

特に導入初期モデルって、結構ワイヤーがむき出しで見えるくらい。

雨水などでワイヤーがさび付いてしまいます。最終的にワイヤーがけばだってきて引っかかり動かなくなる。

そうなった場合、とりあえずワイヤーだけ切ってしまえば手動で開閉はできます。

モーターとワイヤーセットの交換で、なかなか費用がかかってきます。

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便利なものには複雑な機構が組み込んである。

そしてそれが壊れるとお金がかかる!という話です。まあ今ではオートスライドドアなんて当たり前の装備になってきましたからね。

920kgの車体をNA660ccエンジンで潤滑されるオイル量が2.4Lという過酷さ

ワゴンRスマイルという車を乗ってみたんです。

 

R06DというNA直噴エンジンを積んでいます。新型で出て間もないエンジンですね。ロングストロークタイプのデュアルインジェクション。

 

かなり凝っているエンジンです。

 

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そのエンジンがワゴンRスマイルにも搭載されています。

この車、スペーシアより背が低く、ワゴンRより背が高い。最大の特徴はそのサイズ感でスライドドアを採用している点です。

 

スライドドアを採用すると重たくなります。しかもオートスライドどあなのでモーターやら配線やら必要になります。

 

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2WDで840kg。マイルドハイブリッドの4WDだと実に920kgです。

 

そしてターボの設定はなくてNAのみ。

 

そのR06Dですが、充填されているオイルが思った以上に少なかったんです。

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オイル交換のみで2.2L。フィルター同時交換で2.4Lです。

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考えたらなかなか過酷ですよね。

例えばこの車で高速道路を走ろうとすると、2.4Lのオイルで920kgの重さを660ccのNAエンジンで突っ走らせるわけです。

 

実際に高速道路で走らせたらCVTだとはいえ、常用回転数はどの位になるのかな?

 

今の車ってオイル量すくないなぁって。

 

まあオイル量だけではなくて燃料タンクも少ないですよね。

 

なんと27Lですよ。

 

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多分エンプティがでてから入れたとして、20L弱入るくらいですね。

WLTCの市街地モード燃費でハイブリッドの4WDはリッター21.5km。2WDのノーマルは19.5kmとなっています。

そこから7割程度だと考えるとエンプティが点灯して300km前後位走行できるのかなと。ギリギリまで燃料を使ってエコランすれば話は別ですけど。

燃料タンクもかなり少ないな。ここは軽量化というよりは大きくしておいた方がいいと思いますけどね。

それでも待望のスライドドア搭載車ですから。どの程度売れますかね。

キーが減るというビックリ仰天の事実!車の鍵は使い込むとすり減っていく

今のスマートキーではなくて、昔ながらのキーの話です。

 

鉄のプレートキーと呼ばれるもので、これがドアを解錠しようとして回そうとしたら、すごく渋くて回らない・・・。

 

はたまたエンジンをかけようと、キーをひねったはずが回らない。

こんな故障が古くなってくると発生します。

 

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これらの原因って、キーが使い込まれてすり減っているということなんです。

 

整備士になる前は、車の鍵が減るなんて考えた事すらなかったんですけど、事実使い込んでくると減ってきます。

 

鍵が減ると、回りにくくなる。

 

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キーにはナンバーがふってあって、シリンダーのプレート溝に合致するようになっています。

 

ちなみにちょっと前の軽自動車なら、キーナンバーは4桁でした。

 

つまり1万台に1台は同じ鍵を使っているという事なんです。これは本当で、事実うちの会社でまさかの同じ鍵の車がバッティングしたことがあったんです。

 

車を預かったら、わかるように札をつけますが、札を付ける前に車両から鍵を抜いてキーボックスに入れて保管。

 

翌朝札をつけようと、車両と照合したら回る鍵があった。しかしそれはキーレスが付いてないタイプのキーだった。

 

もともとのはキーレスなしのタイプ。そんな超信じられない出来事が起きたんですよね。

 

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もし、スマートキーじゃないキーを使っている新車を買ったとしたら?

 

そんなのってイモビライザーもついてないような車で、軽貨物位になってきましたけど。

 

新車のうちにスペアキーを作っておくことをお勧めします。

 

そして普段はそのスペアキーで使う。マスターキーは保存しておくという事です。

 

スペアキーを使い込んでくると、減ってきます。回りにくくなってきたらマスターキーからまたスペアを作るわけ。

 

するとまた減ってない鍵を作ることができます。鍵屋さんって基本的にはマスターキーでしかスペアキー製作を受け入れてくれないところがあります。

 

もし家の車の鍵が回りにくかったら、スペアキーで試してみて下さい。使われていないスペアキーの方が減っていないので、回りやすくなるはずです。

 

できれば鍵が減る前に、スペアを作っておくのがベストです。

修理代車に有無についてで気を遣う事が多い

車を生活の道具として使っている人は、休みの日以外はないと困ります。

僕が住んでいる地域って、山間地に住んでいれば周りに何もない。車がないと必要なものも買いに行けないわけです。

そうなると、車を車検やら修理に出すときって、代車が必要になります。

僕もFC3Sに乗っていたころ、100-0の事故に遭って修理してもらったことがあります。その時に生まれて初めて代車を出してもらったんですが、昭和のクレスタだったのを覚えています。

ATのクレスタが代車。当時RX-7に乗っていたので、なんじゃこりゃーと思いながらも、仕事に行くには車が必要。しょうがなく借りてました。

代車って必ず希望出来る車種にあたるわけでもありません。中でも困るのがマニュアル指定の人。

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今って、マニュアル車の絶対数が少ないです。

うちも管理ユーザーの平均年齢が高いので、マニュアルしか乗れない人がいるんです。

なので、1台マニュアルの代車を用意しています。

が、ことあろうことかこの前戻ってきたら、クラッチが滑っていたのです。

出す前は滑ってなかったので、代車に使われていた間で一気にいっちゃったなと。

そうこうしていたら、すぐに次の予定があったので速攻でクラッチキットを注文。

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手の空いた後輩に一気にOHしてもらいました。

そしてすぐにマニュアル指定のお客さんへと貸し出し。

マニュアル指定かと言えば、若い人でAT限定免許の人も居ます。ちょっと古い代車しか空いてなかったら、

「こんな古いのいや!」

と、代車にクレームを入れられることもあります。

会社に程度のいい中古車が出てきたら、代車を都度取り換えてくれと申請しているのですが、却下されました。

代車って、その会社のイメージにもつながりますよね。古くて汚い車よりそこそこ新しいものにしてもらいたいんですよね。

新車過ぎると乗るのに気が引ける。古すぎると嫌だ。となるとそこそこ新しくて奇麗な車であることが求められます。

ETCとナビはほぼ完備です!